女性　70代　左ひざ

三年前より膝が痛くなり整形外科を受診してシップと痛み止めを使い、痛みが強いときはヒアルロン酸の注射や痛み止めの注射を受け、今まで過ごしていた。来院2週間前より歩けなくなるほどの痛みが起き注射を打っても変わらないため手術を勧められたが来院。

当院での施術（一部紹介）
膝の腫れ関節内水腫があり、膝が伸びきらない。目で分かる外反内反の変形は無し。
膝の靭帯の検査で下腿が前方にゆるく不安定。左足に体重をかけられず、つえがないと歩行不可

膝への施術では、腫れを早期にひかせるよう鍼灸治療、物理療法を開始。

股関節の筋肉主に殿筋の緊張が強く機能低下を起こしており、膝を内側にひねりやすくまた体を前かがみにしてしまう原因となっていたため、施術

靴のサイズやひもの締め方などのアドバイスも行い、膝の負担を減らすような歩行のトレーニングも開始。
膝の負担が少なくなれば関節の腫れや筋の緊張も少なくなり、痛みが引いてきます。
腫れが引いてきた段階で、股関節や足のトレーニングを行い、積極的に膝の負荷が減るように施術。

三か月ほどの施術（初期は３日に１回、二か月目以降は２週間に１回ほどの施術）でつえがいらなくなるぐらいまで改善した。

今回の症例は、膝の炎症が引いても関節の不安定性が残っていたので、三年前の痛み発生時に、もしかすると靭帯を損傷するような怪我が発生していた可能性がある。そこから、歩き方の代償や筋力低下が起こり、痛みの状態が徐々に悪化していき、原因が関節の炎症だけではなくなったので、注射なども効果がなくなってしまったのではと考えられる。膝の痛みの原因は膝だけの問題ではないことが多いです。しっかりとした体全体の検査評価を当院で調べてみませんか？