~低血圧について~
低血圧で体がだるいなどの症状で困っている方いますよね。
何とか改善したいと思われている方も多いのではないでしょうか?
まず、低血圧とは血圧が低いということですが、血圧とはそもそも何でしょう?
血圧とは簡単に言うと心臓が広がったり、収縮したりした時(心臓の拍動時)に動脈の血管にかかる圧のことを言います。
この圧が少ない人を低血圧といいます。
数値で言うと収縮期血圧が100mmHg未満をいうことが一般的です。
この圧が少ないと何が起こるのか?
○体に血液が行き届きにくくなる
手先足先の循環が悪くなったり、内臓の循環も悪くなったりして冷えや様々な不調をきたす(本態性低血圧)
○立ち上がっただけでめまいやふらつきが出てくる
立ち上がることで重力がかかるのでその分血液を流そうとすると圧力が必要になるため。血圧が低いとうまく流すことができなくなります。(起立性低血圧)
低血圧だとこのような症状が現れてきます。
原因となる病気が認められず現代医学では原因不明といわれしまうものが多いものです。
ここで注意したいのは症候性低血圧というものです。
これは何らかの疾患があるために低血圧になっているので 低血圧症状の出現が急激な場合や、症状の程度と持続が著しい場合は症候性低血圧症を考えて、専門医(内科)の診察を受けることが重要です。原因疾患によっては、診察が遅れることにより、治療が難渋して、重症の経過をとることがあるため注意を要します。
また、逆に低血圧だから体がつらいんだと思い込んでしまうことも危険です。
低血圧の方でもそのような症状を感じずに生活されている方もいるので、低血圧だから体がつらいと決めつける前に見直すべきことがあるかもしれません。
生活習慣を見直すことは低血圧の改善につながりますし、低血圧が改善しなくてもつらい症状を改善することができる場合が多いです。
低血圧の方に特に気を付けていただきたい事を主に書いていきたいと思います。
上記したとおり血圧が低いということは血管にかかる圧が低いということです。
なので血液の量が少ないと圧も必然的に低くなります。
☆まずは血液の量を増やしましょう
血液を増やすためには!
○水分をとる
・水分をこまめにとることを心がけしっかり水分補給をしましょう。
・水分を逃がさないために塩分の補給を心がける。しかしむくみが多い方は気を付ける。
○食生活を見直す
・朝食を抜いたり偏食しない
・良質なたんぱく質をしっかりとる
・量を食べる必要はないが様々な食品をとることでビタミンやミネラルをしっかりとり、たんぱく質などの栄養素をしっかり吸収、消費できるようにする。
次に低血圧の人は、血液を送り出す心臓のポンプ力が弱いため、血液の流れが弱くなります。当然、心臓に戻るのも遅くなり、ますます心臓から送り出される血液の流れは悪くなるという悪循環を引き起こさないために体の血液の流れを良くしましょう。
☆循環を良くするためには!
○体を固めない
・同じ姿勢で長時間いることを避ける
・体の筋肉が硬まっていると感じたら、ストレッチや軽い運動を行う。
※なかなか自分でほぐすことが難しい方はお近くの治療院へ行くことをお勧めします
○第二の心臓を鍛える
・ふくらはぎには第二の心臓と呼ばれるほどのポンプ作用があります。
・爪先立ち(カーフレイズ)行う
・ふくらはぎマッサージでほぐし効果的に使えるようにする。
できそうなものはありましたか??
一つでもよいので生活の中に取り組み低血圧改善を目指しましょう!!