シップや痛み止めを使っている方へ
どこか体が痛いときやケガをしたときまず皆さんはどこに行きますか??
基本的には病院へ行かれる方が多いと思います。
病院へ行きそこで出されるのが、シップや痛み止めですね!もしくは薬局で購入される方もいると思います。
あなたは何のためにシップや痛み止めを使用しますか??
多くの方は症状が良くなるために使っているということだと思います。もちろん良くなるかたもいると思います。
しかし実際シップや痛み止めの役割は、痛みをとったり熱感などを抑えるというものです。
「痛みをとるのだから治るってことでしょ?」と思われる方もいると思いますが、痛くなった原因の元をなおしているわけではありません。
痛みというのは本来、脳が感じ伝えるものになります。
体に損傷があって動いていてはひどくなってしまうのでそこを動かすのをやめさせるために痛みを出します。
シップや痛み止めは脳をだまして、痛みを伝えないようにします。
なので、痛んでいるところやけがしているところはそのままですし、筋肉の硬さや動作不良によって出た痛みが解消されているわけではありません。
根本的なところは解決していないということですね。
シップや痛み止めで治った方は、痛みを感じていない間に自然治癒された方か、もしくはすでにかばって動いていてそこに負担がかかっていないだけかもしれません。
すべてではありませんが、病院ではあまり病態を把握しないことがあり、何が原因か突き止める前にとりあえずシップや痛み止めを出しているところがあるので、気を付けなくてはなりません。
シップや痛み止めはダメなのか??
しかしながら、シップや痛み止めはダメなものではありません!
頼るのではなく、効果的に使いましょう。
○痛みが起きた際には使用してもよい
怪我の発生や痛みが起きた際には炎症が起きます。炎症とは、発赤 、発熱 、腫脹 、疼痛 のことを言い、体を治すためにはこの炎症というものは必要なのですが、過剰になってしまっては治癒を遅らせることになります。過剰な炎症を起こさないようにシップや痛み止めを使用します。
×ダメな使い方
・シップや痛み止めを使用しながら動くこと
痛みをごまかしているだけなので、動けば症状をひどくします。痛みが少なくなってしまえば、動いてはいけない範囲や動かしてはいけない部位でも体を動かすことができます。
痛みが消えているので、良くなったと思ってしまって無理ができてしまいます。これはやめましょう。症状をひどくするだけではなく、動くためにシップが手放せなくなります。
・繰り返し起こる痛みに対して何回も使う。
シップや痛み止めの効果が切れてまた痛くなるから使ったり、以前痛かったけどシップを貼ってれば治ったからまた使おうという使い方です。これは症状の根本的なところが治っていないので、その場しのぎの繰り返しをしています。
これが続くと、腰の違和感からぎっくり腰になってしまったり、単なる肩こりから頭痛やひどい方の痛みに変わっていってしまうことがあります。早めの内からシップなどに頼るより原因の回復に努めましょう!
また繰り返し使うことは体にとってとても負担です。痛み止めを飲むことに関しては、薬を飲むわけですから飲みすぎるとよくないことは想像できると思いますが、シップの場合も実は、皮膚から薬が吸収され体に取り込まれることにより効果を発揮します。なので体にとっても繰り返しのシップは使わないに越したことはありません。
シップや痛み止めに頼らないようにするには
体の痛みの多くは、日々の体の使い方に問題があることが多いです。
すわっりぱなしの生活をしている方は体の前面の筋肉(胸の筋肉~腹筋~太もも前など)が縮みやすく、体を伸ばす際に不都合が起きます。良いとされている姿勢がとりにくく首や肩、背中腰に負担をかけることになります。
立ちっぱなしの方であれば足の筋肉や特にお尻の筋肉が硬くなります。この硬まった部分(骨盤、股関節まわり)の動きが悪くなるので膝や腰に負担をかけることになります。
このように日々の生活・仕事の中に体を硬くしたり、運動不足による筋力低下をひきおこす理由があり、そこから体を痛めてしまう結果につながります。
日々の生活の中で負担にならない体の使い方や体の硬さをとるようなアドバイス・施術を当院では行っております。
興味のある方は、気軽にお電話ください。