顎関節症 症例1
30代 女性
パソコンでの事務作業中気づくといつも歯を食いしばっている。20代のころから肩こりや頭痛を持っており、最近硬いものを食べるとあごが痛くて噛めないことがある。肩こりとともにあごのまわりのイライラが出るときがある。
開口障害があり、口を開いても縦に指がぎりぎり二本入るぐらいしか開けられない。
テレビでやっていた顎関節症のことを見て気になって来院。
当院での治療(一部紹介)
顎関節以外の体の所見として、首を動かす際の可動域に制限、バンザイをすると肩が詰まって真上にあげられないなど肩首周りの緊張が強い。
顎関節に強い圧痛があり、口を開けると他人が聞こえるほどの音がする。
まず、顎関節へのアプローチのため鍼灸・物理療法を行い顎関節まわりの筋の緊張緩和を行った。
そこを緩めただけでも、口の開きが良くなり、音も小さくなった。
しかし、治療の経験上そこだけ緩めてもすぐ戻ってしまうので、肩まわりや首への施術、歯の食いしばりを緩和させるためのストレスを緩和させる施術を行った。
1ヶ月半 5回の施術で、あごまわりのイライラや固いものをかんだ時の痛みはなくなり、肩こりはパソコンをやっていると気になるときもあるが、頭痛が起きるほどはなくなったとのこと。
今後は、肩こりのさらなる緩和を目指し通院していただくことになった。
顎関節の症状は、顎関節単体の問題は少なく様々な症状と関係していることが多いです。また顎関節症がほかの症状を引き起こしているかもしれません。気になる方は一度当院を受診してみてくださいね。