テニス肘症例1
○主婦 40代
買い物をして商品を袋に詰め持ち上げようとしたところ右肘の外側に強い痛みが走りそれからものを持とうとしたり、握ったりすると痛みが出るようになった。
整形外科で、注射、痛み止めの処方をされたが一ヶ月経っても治らないということで来院
当鍼灸院の施術(一部紹介)
一か月間痛みの減少がなかったので、利き手ではあったが割り切って1週間安静にしていただくことを了解してもらった。
肩や首周りの筋肉の緊張も強かったため、肘に対する鍼灸治療&物理療法だけでなく首や肩へも鍼灸治療を行った。肩甲骨が動かなくなると手先に頼った作業となるため肘の負担が増える。
また指を握る筋肉と伸ばす筋肉のバランスが悪くなっても痛みの出ている部位に負担が出てしまうと考えているので、痛みが出ない範囲でトレーニングをしていただいた。
2週間経過で痛みが半分ほどになったが、なかなか安静にできないこともあり完全に痛みがとれるまでは、1ヶ月ほどかかった。
しかしながら、肩こりや頭の重だるさもあったがそれもかなり軽減されたみたいで、現在は体のメンテナンスという形で通っていただいている。
今回の場合、本来使われるはずの体に近い部位(肩甲骨など)が動かず腕や手先に負担が集中してしまい痛みが出てしまったものである。
なるべくものをとったりする際はめんどくさがらず、遠くから腕で持ち上げるのではなく近づき体を使うようにしましょう。
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