運動不足とストレスは、肩こりの主な原因として挙げられています。肩こりを予防する上で、運動不足とストレスの解消は大きなポイントだと言えます。筋肉は、血液を送るポンプのような役目を果たしているため、運動をすると血流の流れが良くなります。肩こり予防のための運動は、筋肉に負荷をかけるというよりは、筋肉を動かすことを意識して行うことが大切です。散歩やウォーキング、屈伸運動など軽度の運動が肩こり対策になります。

また、適度な運動を行うことで自律神経を正すことができます。筋力が衰えると腹圧が下がり、腰の支持性の低下を招きます。背骨や腰を支える筋肉の柔軟性を保つためには、定期的な運動が大切です。

腰痛対策におすすめなのが、水中ウォーキングです。水での抵抗で筋力が付きやすく、浮力により腰への負担が軽くなるので、腰を痛める恐れが少ないものの、効果的に必要な筋力を鍛えることができます。

腰痛予防の観点からも適度な運動がとても大切です。良い姿勢を保ち、同じ姿勢を取り続けないように心がけることは、肩こり、腰痛予防の基本です。立ち姿勢では、顎を引き、首と背中を伸ばし、お腹を引込めます。膝は伸ばし、両足に均等に体重がかかるように立ちます。

デスクワークや車の運転などで同じ姿勢を維持しなければならない状況では、休憩をはさんで体を動かすことで血行悪化を防いだり、緊張やストレスがかかり続けないようにすることが大切です。

また、体をひねるなどの急な動作、中腰や前かがみなどの体に負担のかかる姿勢は、腰痛の原因になります。体全体を使って動作をし、不自然な体勢は可能な限り取らないようにすることもポイントです。