年齢に関わらずスポーツ障害を発症するものではありますが、大人と子どもでは症状が少し異なります。子どもの骨と関節は未発達であり、大人と比べても柔らかい状態になります。身長が最も伸びる年齢は個人差がありますが、一般的に男子は12歳前後、女子は10歳前後とされており、この時期は特に骨が柔らかく脆くなっています。

さらに、骨の急激な成長によって筋肉の発達が間に合わずにアンバランスな状態になっているので、骨と筋肉の付着部にストレスがかかりやすくなっているのです。そのため、過度なトレーニングをしていると筋肉の腱が炎症を起こしてスポーツ障害になる恐れがあります。

子どもに人気のあるスポーツでスポーツ障害の種類として、野球肘とオスグットの2種類が挙げられます。投球動作は、肘の曲げ伸ばしはだけではなく、ひねりの動作も加わります。野球肘はこの投球動作を繰り返し行なうことで肘に負担がかかり、痛みを伴います。

オスグットは走る、跳ぶといった動作を繰り返し行なうことで発症する膝の関節痛です。サッカーやバスケットなど脚を酷使するスポーツをしている子どもに多く見られます。

子どものスポーツ障害は、今後の進路やスポーツ選手としての将来に大きな影響を与えてしまう恐れがあります。場合によっては子どもにスポーツを断念させざるを得ないこともあります。そうならないためにも、スポーツをしている子どもの周りにいる大人の理解が求められます。同じ年齢でも体の発達はそれぞれ異なりますので、使い過ぎないように一人ひとりに合わせた練習量や練習方法を工夫することをおすすめします。

そして、十分なウォーミングアップとクールダウン、正しいフォームを身につけることもスポーツ障害の予防になります。特に正しいフォームを身につけることは、怪我や障害の予防になるだけではなく、パフォーマンスアップにも繋げることができます。

スポーツ障害のことなら、犬山市にある当院にお任せください。当院では、様々なスポーツ現場での経験を活かして野球肘やオスグット、シンスプリントといったスポーツ障害の施術を行っています。さらに得意分野である野球の投球動作の分析アドバイス、体の使い方の改善、ケア方法などを提供しています。投球動作の分析アドバイスは小学生から社会人まで年代別でマンツーマン指導を行っていますので、スポーツによる怪我や障害の予防、パフォーマンスアップを図りたい方はぜひご利用ください。